「DESIGNER RECOMMEND」デザイナーの拘りから人気の秘密を紐解く。“FRONT ZIP AMERICAN SLEEVE ONE PIECE”
FASHION
「DESIGNER RECOMMEND」デザイナーの拘りから人気の秘密を紐解く。“FRONT ZIP AMERICAN SLEEVE ONE PIECE”
“ORIGINAL STANDARD”をブランドコンセプトに現代的な柄、フォルムを提案しているCLANE。シーズンを代表するアイテムからデザイナーの拘りを紹介し、人気の秘密を紐解く「DESIGNERS RECOMMEND」
今回ご紹介するのは、明日7月7日(金)よりスタートするCLANE23AWアイテムの”FRONT ZIP AMERICAN SLEEVE ONE PIECE”デザイナー拘りのポイントを細かくお伝えします。
何色もの糸を細かく織り交ぜたジャガード織のMIXカラーは日本の桐生で織り上げたCLANEオリジナル素材。プリント柄とは異なり織柄は生地そのものに表現されることで凹凸が独特なニュアンスの柄を生み、触れても感じることができる繊細で美しい生地の雰囲気はジャガードならではです。
生地の出来上がりを見た瞬間から、この柄で「自分たちの好きを追求したワンピースを作りたい」と生地からデザインを構想。
CLANEでも人気アイテムのワンピースですが、今回はあまりやってこなかった女性らしいシルエットとエッジの効いたカッティングが生きるアメリカンスリーブワンピースに落とし込みました。大人でちょっと攻めたデザインですが、実はカッティングやシルエットに細かい拘りがあり、着やすさもしっかり考えられたワンピースです。手間をかけた愛着のある生地だからこそ、想いも強く、ブランドイメージにもなるようなアイテムにしたかった。
追求したのは品とエッジの絶妙なバランス。デザインは入れるとしてもミニマルでシルエットは邪魔しないもので。そこで加えたのはフロントのジップディティールとポケットのラインデザイン。ベースのレディな雰囲気は生かしつつ、フロントにジップディティールを施し、少し辛さとカジュアルさを足してデイリーでも着られるようにしました。あくまで上品な雰囲気は保ちたかったので、エッジが強くならないようにジップはムシ隠しの仕様にしています。身頃にポケットとファスナーディティールのラインが入ることで、シルエットの程よいアクセントにもなっています。
アメスリのストラップは細く華奢見えするデザインに。アームホールは、肩や腕の付け根など着た時に身体が綺麗に見えるように何度も試行錯誤し、品のあるカッティングに拘りました。夏は1枚で着てほしいし、秋冬はブラウスやタートルなどロングスリーブのレイヤーもオススメです。重ねて着た時のことまで想定し、アームホールのバランスも計算してあります。
着た時のラインは美しく見えるようなシルエットですが、コンシャスになりすぎないように身幅にややゆとりを持たせ、抜け感のある雰囲気で着ていただけます。全て隠すのではなく、出すところと隠すところのメリハリで美しく見せるワンピースになっています。
歩きやすいように後ろには深めのスリットを入れています。スリットから素足やブーツが覗くのも素敵です。いち早く秋冬の雰囲気を取り入れていただけるアイテムで、レイヤーで着時期も長く楽しんでいただけます。同シリーズのパンツとのレイヤースタイルもオススメです。
FRONT ZIP AMERICAN SLEEVE ONEPIECE ¥30,800
カラー:ミックス、ブラック